腹筋の筋肉がつく水中ウォーキング

通常のウォーキングやランニングなどのトレーニングとは違い、
水中ウォーキングでは浮力が働くため、
身体にかかる負荷をコントロールしやすくなります。

膝を悪くしていても水中ウォーキングなら膝を痛めることなく、
レーニングができたりしますよね。

逆に、水中ウォーキングでは足を前に出すだけでも水の抵抗を受けるため、
通常のトレーニングとは異なる負荷を体にかけることができます。

上手に水中ウォーキングをすることで、腹筋などの筋肉強化ができるわけですが、
筋力アップのために水中ウォーキングをする際のポイントを上げると、


  • 力が入るときに息を吐くこと
  • 慣れたら肘まで膝を上げる
  • ただ歩くだけでは水中ウォーキングの効果なし


といった点があります。


力が入るときに息を吐くこと

普段は何気なく息を吸って吐いていると思います。

今、この文章を読んでいる最中も鼻から息を吸って吐いたり、
もしくは口で息を吸ったり吐いたりしていることでしょう。

呼吸は私たちがコントロールできる数少ない生命維持機能の一つで、
ゆっくり息を吸って吐くこともできれば、
短時間で「は!は!」と呼吸することもできます。

一般的に息を吸うときには筋肉に力が入り、
息を吐きだすときには筋肉の力が抜けるので、
筋トレ目的で水中ウォーキングをするのであれば、
力が入るときに息を吐くようにしてみましょう。

水中ウォーキングでは足を前に出すときに
水の抵抗を受けるので筋肉にも力が入ります。

最初は難しいかもしれませんが、
足を前に出すタイミングに合わせて
息を吐くようにしてみましょう。

呼吸法を意識することで、水中ウォーキングの負荷を分散させず、
身体の一部に集中させることができるので、
筋トレ効果を高めることができます。


慣れたら肘まで膝を上げる

水中ウォーキングの感覚に慣れてきたら、
負荷を高めるようにしましょう。

ただ歩くだけでも体重(重力)による負荷を抑えつつ、
下半身に適度な水の抵抗による負荷をかけられるものの、
太ももをより高く上げるようにします。

膝を腰の位置くらいまでしっかり上げ、
さらに肘を腰の位置まで下げるようにして、
膝と肘をくっつけるようにしてみます。

イメージで言うと、ロダンの「考える人」のように
背中を丸めて、前かがみになるような感じです。

太ももを高く上げる際に水の抵抗を受けるので、
太ももから腹筋にかけて負荷を強めることができます。

最初はバランスをとるのが難しいと思うので、
ゆっくりめのスピードで始めてみて、
徐々にスピードを速めていくと良いです。


ただ歩くだけでは水中ウォーキングの効果なし

水中ウォーキングは負荷をコントロールしやすいので、
手軽にできる筋トレではあるものの、
気を付けなければいけないのは
ただ歩くだけでは水中ウォーキングの効果があまり得られないこと。

腹筋や太ももなど鍛えたい部位の負荷を高めるように、
何かしらの工夫をしなければいけないのと、
後は筋肉を増やすには筋肉の材料も必要になります。

私たちの体は筋肉を含めてタンパク質によってできています。

  • 筋繊維
  • 軟骨
  • 皮膚(コラーゲンなど)
  • 髪の毛
  • 臓器


などなど、あらゆるものがタンパク質でできていて、
食事の中に含まれているタンパク質は
体のあらゆるところで使われます。

タンパク質が体のどの部位に優先的に使われるのかは、
生命活動の維持に重要な部位が優先されるため、
筋肉に対するタンパク質の供給は優先度はそれほど高くはありません。

そのため、たんぱく質が不足しがちになってしまうと、
レーニングをしても筋肉の材料が足りないせいで、
思うように筋トレ効果が現れなくなってしまいます。

水中ウォーキングで腹筋を含めた筋肉を強化したいのであれば
運動だけではなくてタンパク質もしっかり補うようにしましょう。